人生がうまくいく哲学的思考術 感想・評価 周りと比べてしまう人必見
・人生に迷っている
・生きるのに不安を感じる
人生に迷ってしまって苦しい…。
悲しい気持ちが強い。
新しい考え方を知りたい。
そんな人に紹介する感動本は、白取春彦さんの著書『人生がうまくいく哲学的思考術』です。
『人生がうまくいく哲学的思考術』を読めば、以下の3つのことを学ぶことができます。
・人生を受け入れること
・相対的な視点を切り捨てる
さてそれではご紹介していきます。
人生がうまくいく哲学的思考術ってどんな本?
人生がうまくいく哲学的思考術 オススメ理由
『人生がうまくいく哲学的思考術』をオススメする理由は、ずばり「哲学」に触れられるということです。
精神科に通院していた私が思うに、うつ病は哲学に触れるのにいいきっかけになると思うんです。
少し私の話をさせてください。
私はうつ病になってからというもの、ぐるぐると頭の中で考え込むようになりました。
「どうすればよかったのかな」
「自分は何か悪いことをしたのかな」
「この先楽しいことあるのかな」
「でも自分なんかがつらいなんて言っちゃいけないかな」
こんな感じです。
こうしてぐるぐると考え込むのは、真理を探究する学問である哲学に通じるところがあると思うんです。
正直、うつ病がつらいときに、「考え込むのはよくないよ」と言われたところで、考えるのをやめるのは難しいです。
むしろ「どうすれば考えないでいられるか」を考えるようになってしまいます。
それならばいっそのこと、違うことを深く考えるのがいいと思うんです。
そんな人こそ、哲学を学ぶいいチャンスになるはずです。
人生がうまくいく哲学的思考術 学べる3つのこと
『人生がうまくいく哲学的思考術』から学べることは、冒頭に説明した3つのことです。
・人生を採点しないこと
・相対的な視点を切り捨てること
人生がうまくいく哲学的思考術から学べる事① 迷いながら生きる
私が『人生がうまくいく哲学的思考術』で最も感動した言葉こそ、「迷いながら生きる強さを持て」です。
この言葉は私にとって目から鱗でした。
うつ病になってからの私は、「元に戻るにはもう迷ってはいけない!」と強く思っていました。
しかし、自分にそう言い聞かせれば言い聞かせるほど、まだ迷ってる自分に嫌気がさしていきました。
そんなとき「迷いながら生きる強さを持て」という言葉を知って、「迷うことは悪いことじゃないんだ」、「今の自分でもいいんだ」と少しだけ自分を受け入れることができたんです。
人生がうまくいく哲学的思考術から学べる事② 人生を採点しない
周りと比べてしまう人は、自分の人生を採点してしまいがちなのではないかと思います。
ですが、人生は採点できるようなものではありません。
ニーチェを例に出して考えてみましょう。
ニーチェは45歳で精神疾患になり、56歳の若さで狂死したそうです。
狂死ってなに?
字の通り、気が狂って死ぬことです。
なんか悲惨な最期だね…。
確かに他人から見るとそうですよね。でも本人にとって悲惨だったとは限りません。
ニーチェは自分の晩年を、「みんなが自分にかまってくれて、自分の人生は面白かった」と言っていたそうです。
一見すると不幸せなことでも、本人次第では不幸せではない。
つまり、人生は採点ができるようなものじゃないってことなんです。
人生がうまくいく哲学的思考術から学べる事③ 相対的な思考を捨てる
人はできる/できない、好き/嫌い、良い/悪いというように、ものごとを相対的に考えがちです。
このような相対的思考が強すぎると、常に人と比べてしまい、人生が戦いのようになってしまいます。
そんな人は、現実の事柄に対して、自分から価値判断の色付けをしないようにしてみてください。
例えばニーチェは…
またニーチェの話だ…。
まぁ最後まで聞いてみようよ。
例えばニーチェの考えからすれば、あるべき姿というものは存在しないんです。
なぜなら、現実は他ならぬ「自分」が参加して作ったものだからです。
なんか難しいなぁ。
そんな人は次の言葉だけでも覚えてってください。
つまり、あるべき自分という相対的な存在を切り捨てることで、より人生を強く生きることにつながります。
人生がうまくいく哲学的思考術 感想・評価 まとめ
最後に『人生がうまくいく哲学的思考術』に対する個人的な感動評価をさせていただきます。
自分の気持ちに合った本を読むのが一番ですからね。
本を選ぶ際の参考にしてください。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。