繊細さんの本 感想・評価 心がラクになる具体的な方法!【感動本】
・心を落ち着かせたい人
・人間関係に悩んでいる人
・生きづらさを感じている人
不機嫌な人がいると自分のせいかなって思っちゃう。
誰も自分のことなんてわかってくれない。
もうちょっと気軽に生きたいなぁ。
そんな人に紹介する感動本は、武田友紀さんの著書『繊細さんの本』です。
『繊細さんの本』を読めば、以下の3つのことを学ぶことができます。
気軽に実践できそうな方法ばかりでオススメです。
著者 武田友紀ってどんな人?
『繊細さんの本』の説明の前に、著者である武田友紀さんについて簡単にご説明させてください。
あの…、HSPってなに?
とても敏感な人のことです。5人に1人の割合でいると言われています。
繊細さんの本/武田友紀ってどんな本?
どんな本かをカンタンに説明するために、著書の冒頭「はじめに」の部分を引用します。
この本は、「繊細でストレスを感じやすい人が、繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる方法」を書いた本です。
出典:繊細さんの本/武田友紀
例えば、私たち繊細さんが、どのように仕事を選べばいいのか、どうやって人と付き合っていけばいいのか、その方法を具体的に示してくれているんです。
繊細さんの本/武田友紀 オススメ理由
『繊細さんの本』をオススメする理由は、大きく分けてこの3つです。
・読みやすい
・肯定してくれる
・方法が実践しやすい
それぞれ詳しく説明させてください!
繊細さんの本のオススメ理由① 読みやすい
まずはその読みやすさです。
『繊細さんの本』のボリュームは240ページです。
ボリュームとしては決して少なくはありませんが、イラストや4コマ漫画もあって非常に読みやすくなっています。
内容も自分に当てはまる部分が多くあるため、スッと頭に入ってくると思います。
繊細さんの本のオススメ理由② 肯定してくれる
生きづらさを抱える人に向けられた本の中には、「ポジティブになろう」「鈍感になろう」というような提案をしているものがありますよね。
そのような文章を見ると、私は「自分が繊細なのが悪いのかな」と考えてしまいます。
それに比べて『繊細さんの本』では、繊細であることを全面的に受け入れてくれます。
そのことがよく分かる一文を引用します。
こ背の高い人が身長を縮めることができないように、繊細な人が「鈍感になる」「気づかずにいる」ことはできません。(中略)繊細な人は、むしろ自分の繊細な感性をとことん大切にすることでラクになり、元気に生きていけるのです。
出典:繊細さんの本/武田友紀
著書の中では様々な方法が提案されますが、その全てが無理に自分を変えるのではなく、繊細な自分を大切にするという方向性で統一されています。
このスタンスなら最後まで読めそう!
繊細さんの本のオススメ理由③ 実践しやすい
『繊細さんの本』で紹介される方法はどれも具体的かつカンタンなものが多いです。
家でできるものや、自分が心の中でイメージするだけでできるものもあります。
無理なく「今度やってみようかな」と思わせてくれるのも、『繊細さんの本』の魅力の一つです。
繊細さんの本/武田友紀 学べる3つのこと
『繊細さんの本』から学べることは冒頭に説明した3つのことです。
ここからは本の内容を一部分だけご紹介していきます。
それではいきまーす!
繊細さんの本から学べること① 繊細さんだからこその長所
何度もお伝えしてきた通り、『繊細さんの本』は私たち繊細さんの気持ちに寄り添ってくれた本です。
そんな私たちの悩みのタネである「繊細さ」を、客観的な視点から肯定し、長所として捉えてくれています。
例えば「考えすぎて動けない」というケース。
繊細さんは動くのが遅いのではなく、「ベストがわかるからこその結果」と説明しています。
このように、良い方向から物事を捉えていることで、自己否定のループから抜け出すきっかけになるかと思います。
繊細さんの本から学べること② ストレスを防ぐカンタン技
オススメ理由でお話した通り、『繊細さんの本』は具体的かつカンタンな方法を提案してくれています。
ここではストレスを防ぐ五感別の方法を、一部分だけご紹介します。
<視覚>
・メガネやコンタクトの度を落とす
・伊達メガネをかける
<聴覚>
・イヤホンをつける
・耳栓をつける
<触覚>
・肌の露出を減らす
・心地よい素材の服で肌を覆う
<嗅覚>
・マスクをつける
・好きな香りの香水やハンドクリームをつける
<味覚>
・刺激の強い食べ物を避ける
そもそも五感別ってどういうこと?
著者の武田さん曰く、「五感のうち、『鋭い感覚』から重点的に対処すると効果的」らしいですよ。
繊細さんの本から学べること③ 心をラクにする具体的な方法
方法⑴ 相手の気持ちを確かめる
悩 み:イライラしている人に気づくと、自分のせいじゃないかと不安になる
解決法:普段からいろんな人に「それおいしい?」って聞いてみよう
職場などで誰かがイライラしていることにすぐ気付く、なんてことはありませんか?
そしてそのイライラの原因が、もしかしたら自分のせいじゃないかと考えたことはありませんか?
このように、実際は自分のせいじゃなくても自分が悪いように感じていると、心が疲れてしまいますよね。
ここから抜け出す方法、それが「相手に聞いてみる」です。
相手に「イライラしてるの自分のせいですか?」なんて聞けないよ…。
そうですよね。だからここで大切なのは、自分の予想が完ペキではないことを理解することなんです。
著者の武田さんがオススメしている具体的な方法は、「誰かとご飯やお茶に行ったときに、『それ、おいしい?』と聞いてみる」です。
どういうことかというとですね、
1)相手の感想を予想する
2)実際に相手に聞いてみる
3)相手の感想と自分の予想が合っていたか確かめる
これを繰り返していくと、自分の予想が完ペキではないことに気づきます。
つまり、自分のせいでイライラしているのかなという予想だって、案外外れているのかもという可能性に気づくわけです。
方法⑵ イメージを作る
悩 み:ガツガツしている人と話すと疲れる
解決法:テレビ画面をイメージしよう
ガツガツしている人、早口でドバーッと話す人と一緒にいると疲れる、なんて経験はありませんか?
そんなときにしてほしい方法が、「相手はテレビ画面の中にいる」とイメージすることです。
テレビ画面を見ていると、ときには他のことを考えたり、適度に話をスルーしています。
その感覚で、ガツガツしている人と話すときは、ほどよくスルーすることも大切なんですね。
繊細さんの本 感想・評価 心がラクになる具体的な方法
最後に『繊細さんの本』に対する個人的な感動評価をさせていただきます。
自分の気持ちに合った本を読むのが一番ですからね。
本を選ぶ際の参考にしてください。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。