【宇宙よりも遠い場所】踏み出す勇気をくれる最高のアニメ
・ここじゃないどこかへ行きたい人
・やりたいことがあるけど踏み出せない人
・やりたいことはあるけど周りから無謀と言われている人
・元気なしなし度が"さなぎ","ちょう"の人
『宇宙よりも遠い場所』評価
泣ける :[star rating="4"]
笑える :[star rating="2"]
前向きになる:[star rating="4"]
背中押される:[star rating="5"]
観てほしい人:さなぎ、ちょう
目標へひたすら突き進んでいくストーリーです。
やりたいことがあるのに踏み出せない人の背中を押してくれるアニメだと思います。
夢を持っている人、夢を探している人に観てほしいです。
サイトの名目上、”さなぎ”、”ちょう”の人にオススメさせていただきましたが、どの元気なしなしが観てもマイナスにはならないと思います。
何より1話ずつがしっかり感動できるストーリーになっています。
なので最後まで飽きることなく完走できるはずです。
さて、どのような観点で元気のない人にオススメなのか、説明していきます!
説明の前に、観てほしい人の”さなぎ”とか”ちょう”ってなんの話?
どれだけ元気がないかの度合いです。
詳しくは下記リンクから『ブログの詳細』をご覧ください!
『宇宙よりも遠い場所』概要
2018年1月から3月にかけて放送された日本のオリジナルアニメ。
『ネットユーザーが本気で選ぶ! アニメ総選挙2018年間大賞』にて3位に選ばれる。
公式の略称は”よりもい”。
監督:いしづかあつこ
アニメーション制作:MADHOUSE
キャスト
玉木マリ :水瀬いのり
三宅日向 :井口裕香
白石結月 :早見沙織 ほか
ちなみにタイトルの読み方は”うちゅう”じゃなくて”そら”です。
あらすじ
そこは、宇宙よりも遠い場所──。
何かを始めたいと思いながら、中々一歩を踏み出すことのできないまま高校2年生になってしまった少女・玉木マリことキマリは、とあることをきっかけに南極を目指す少女・小淵沢報瀬と出会う。高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだが……。
出典:『宇宙よりも遠い場所』公式サイト
簡単に言うと、女子高生が南極を目指す物語です。
『宇宙より遠い場所』オススメする理由
私がこのアニメを元気なしなしのみなさんにオススメする理由は、2人の女子高生の存在です。
南極に行く女子高生は4人いるんですが、今回はその中でも2人にフォーカスしてご紹介します。
ごく普通の女子高生 玉木マリ
本作の主人公です。以下、キマリと呼びます。
キマリはごく普通の高校二年生。
高校になったら何かをしようと意気込んでいたものの、ここまで何もできておらず。
思い立ってあてのない旅に出ようと、学校をずる休みしたものの、当日の朝に怖気付いてしまう。
そんな一歩を踏み出せない女子高生です。
そんな子が同じ高校に通う同級生 小淵沢報瀬(以下、報瀬とします)と出会って変わっていきます。
ごく普通の女子高生が、目標を見つけて、どんどん変わっていく過程に心打たれます。
国内旅行すらできなかった女子高生が南極を目指すんです。凄いことです。
さて、キマリを見て思ったことは、「きっかけはなんだっていい」ということです。
キマリはただ漠然とここじゃないどこかへ行きたいと思っていただけです。
それがたまたま報瀬と出会ったことで南極を目指すようになります。
つまり、最初のキマリは南極に対してこだわりがあるわけじゃないんです。
ただなんとなくワクワクしてるだけなんです。
私たちが何かをしようとする時、その裏にある想いを気にしたことはありませんか?
例えばこんな感じです。
- やりたい思いはあるけど、自分の気持ちは中途半端じゃないか
- もっとしっかりした理由がなきゃダメなんじゃないか
- 実際に頑張っている人は、もっと強い想いを持ってるんじゃないか
確かに、中途半端な想いで始めた結果、後悔することだってあります。
南極だってなんとなく行きたいだけじゃ、極寒だし、行くまでの海は大荒れだし、きっと後悔するでしょう。
でも、自分の決心を完全なものになるのを待っていたら、タイミングを逃してしまうのも事実です。
そもそも気持ちは目に見えるものではないですし、完全なものになるということすらないのかもしれません。
だから時にはこれって決めちゃうことも必要なんだと思います。
自分は本当に南極に行きたいか、もっと他にやりたいことがあるんじゃないか、そんなことを考え続けるんじゃなくて、「自分は南極に行くんだ!」って決めちゃうのも大事なのかなって。
現にキマリも「どこかじゃない、南極に行きたい」としっかり語っており、挫けそうになる仲間を励ます時もあります。
入り口は完璧なものじゃなくても、後からしっかりついてくることもあるってことですね。
南極を目指す女子高生 小淵沢報瀬
4人の中でも報瀬は南極に対して並々ならぬ思いがあります。
報瀬の母は南極観測隊員で、報瀬は幼い頃から母に南極の話を聞かされ、強い憧れを持っていました。
しかし、母親は南極で遭難し行方不明になってしまいます。
母が行方不明になってからは、母を夢中にさせていた南極へ行こうと計画します。
もちろん、そんな報瀬の夢を周りは馬鹿にします。
女子高生が南極に行くなんて現実離れしてるので、当然と言えば当然です。
しかし報瀬は周りからバッシングを原動力に変えて、いくつものバイトを掛け持ち、高校生の時給から考えると途方もない100万円を貯めます。
そして、母親の知り合いでもある現役の観測隊員に直談判をします。
もちろんそれだけでは南極には行けないんですが、色々な縁も重なって最終的には南極行きを勝ち取ります。
さて、報瀬から学ぶことは、「自分の信じたものに突き進む姿勢」です。
報瀬はいくら周りが笑われようが、自分の決めた夢に進んで、そして達成します。
可能性がいくら小さくたって、方法がいくら無謀だって、報瀬は本気でした。
もし本気でやりたいことがあるものの周りから無謀だとか言われている人がいれば、報瀬の姿勢を見習って欲しいです。きっと勇気をもらえると思います。
残りの2人も・・・
参考程度で申し訳ありませんが、残りの2人の女子高生もご紹介します。
三宅 日向(みやけ ひなた)
白石 結月(しらいし ゆづき)
日向はキマリ、報瀬と同い年の高校2年生。
ですが、あるきっかけから高校には通っていません。
けれどバイトで自ら稼ぎ、勉強もかなりできる秀才です。
結月は他のメンバーより1学年年下の高校1年生。
幼い頃から子役として活躍している芸能人です。
芸能人ゆえの苦悩を抱えていますが、次第にキマリたちと心を通わせていきます。
この2人にもそれぞれのバックグラウンドがあります。
そんなそれぞれの想いを抱えている彼女たちが、共通の目的地『南極』を目指すというのも、感動するポイントの一つです。
『宇宙よりも遠い場所』オススメのセリフ
ここからはオススメのセリフをいくつかご紹介します。
ネタバレにもなるので、見たくない方は次の章へ飛ばしてください。
「選択肢はずっとあったよ。でも選んだんだよ、ここを。
選んだんだよ、自分で」 玉木マリ出典:『宇宙よりも遠い場所』第8話
南極へと向かう船内、海は次第に大荒れになります。
当然、耐性のないキマリたち4人はひどい船酔いを起こし、食べたものも全部吐いてしまうくらいでした。
そんなグロッキーな4人は、次第に心が弱っていきます。
けど、頑張るしかない、他に選択肢はないんだからと、報瀬がみんなに言い聞かせます。
このセリフは、そんな報瀬の言葉を聞いてキマリが発したものです。
今立っている場所は、不本意かもしれませんが、自分が選んだものなんです。
きっと他にも選択肢はたくさんあったけれど、その中から今の場所を選んだんです。
今の場所を不満に思うのは、それはそれでいいと思います。
でもまずは、それは自分で選んだものということを受け入れましょう。
そこから始めて、変えていきましょう。
「ざまあみろ!!」 小淵沢報瀬 ほか観測隊員
出典:『宇宙よりも遠い場所』第9話
これは報瀬が南極に到着して発した最初のセリフです。
周りからはいつも笑われ、馬鹿にされてきた報瀬がついに夢を叶えた。
そして今まで笑ってきた人たちに向かって言い放ちます。
そんな報瀬に続くように、他の観測隊員も声を揃えて同じセリフを言います。
観測隊員はみんな同じようなことを言われた経験があるんでしょう。
作中のネット記事では、赤字のために今回の南極派遣は中止になるかもと言われていました。
そういった逆境を跳ね除けて、夢を信じ続けた人だけが、南極にたどり着けたんです。
みんなの「ざまあみろ」には、夢を叶えた人の強い想いが乗っかっています。
『宇宙よりも遠い場所』まとめ
宇宙よりも遠い場所とは・・・
・夢を追う人/夢を探している人に響く
・1話ずつのストーリーも感動できる
アニメだけじゃなくてマンガもあります。
最後までお読み頂きありがとうございました!