【ココロコネクト】感想 評価 恋愛SFアニメに学ぶ名言
この記事はこんな人に読んでほしい
・青春アニメが好きな人
・本当の自分が分からない人
・一歩を踏み出す勇気が出ない人
・元気なしなし度が"けむし"、”さなぎ”の人
『ココロコネクト』評価
https://twitter.com/HMV_Anime/status/260346900732063746?s=20
*左から八重樫太一、稲葉姫子、永瀬伊織、桐山唯、青木義文。
泣ける :[star rating="3"]
笑える :[star rating="2"]
前向きになる:[star rating="4"]
背中押される:[star rating="4"]
観てほしい人:けむし、さなぎ
恋愛SFアニメです。
主人公たちは『君の名は。』みたく人格が入れ替わったり、心の声が周りに聞こえてしまうようになったりと、不思議なことに巻き込まれていきます。
そんな不思議な現象のせいで、5人の恋愛模様も影響を受けていきます。
そして、人間の醜い部分にスポットを当てているアニメなので、「自分もこういうところあるなぁ」と共感できるアニメになっています。
そんな問題を乗り越えていく主人公たちの姿に、見ている側も前向きになれます。
ちなみに、2017年に放送されていたアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』に似てる部分があります。
『青ブタ』が好きな人はぜひ『ココロコネクト』も観てみてください。
さて、前置きが長くなりましたが、元気なしなしのみなさんにどうオススメなのか、詳しくご説明していきます。
説明の前に、観てほしい人の”けむし”ってなんの話?
どれだけ元気がないかの度合いです。
詳しくは『ブログの詳細』をご覧ください!
『ココロコネクト』概要
総監督:大沼 心
監 督:川面 真也
制 作:SILVER LINK.
放 送:2012年7月〜9月(全17話)
キャスト
八重樫太一:水島 大宙
永瀬 伊織:豊崎 愛生
稲葉 姫子:沢城 みゆき
桐山 唯 :金元 寿子
青木 義文:寺島 拓篤
原作
原作は同タイトルのライトノベルです。
全11巻で完結しています。
『ココロコネクト』あらすじ
文化研究部に所属する八重樫太一、永瀬伊織、稲葉姫子、桐山唯、青木義文の5人はある日、不思議な現象に巻き込まれる。それは人格の入れ替わりーー青木と唯の人格が突然入れ替わってしまった。
そしてその現象は、他の3人にも同様に発生する。
それはふうせんかずらと名乗る顧問の体を乗っ取った謎の存在の仕業であった。
不思議な現象に巻き込まれて変わる5人の関係性。
果たしてどのように乗り越えるのか……。
『ココロコネクト』は全4章で構成されており、このあらすじは1章のヒトランダムのものです。
ヒトランダムとは人格の入れ替わりです。
主人公たちはこの他にも3つの不思議な現象に巻き込まれています。
これまでは押し殺していた想いも抑えられなくなり、何度も衝突を繰り返します。
何歳になるかはランダムで、ときには幼児に戻ってしまうこともあります。
これまでの行動と実際に心で思っていることのギャップに苦しむことになります。
『ココロコネクト』オススメする理由
『ココロコネクト』をオススメする理由は、不思議な現象を通じてあらわになる人間の悪な部分と、それに向き合う5人の姿です。
例えば、みなさんはこんなこと思ったことないですか?
- 周りに合わせてキャラを変えてるけど、どれが本当の私?
- 言いたいこと我慢してるけど、これでいいの?
- みんな自分を褒めてくれるけど、そんなに良い人間じゃないんだけどなぁ
私はどれもよく思っていました。特に学生のときは強く。
みんなに隠している自分はずっと汚れているし、グループによってキャラを使い分けている自分ってなんなんだろうって思ってました。
同じように思ったことある人に、『ココロコネクト』は響きます。
なぜなら5人の考えを参考にできるからです。
私の思う『ココロコネクト』のテーマは、本当の自分です。
見た目が変わったら私は私でなくなるのか。
キャラを演じ分けている私は私じゃないのか。
本音を隠している私は私じゃないのか。
5人はそれぞれに自分の醜い部分と向き合って、本当の自分を知っていきます。
その姿に自分を重ねて、本当の自分のことを受け入れられるアニメになっています。
『ココロコネクト』名言
今回は5人のなかでも特にフォーカスされる、太一、永瀬、稲葉の名言と+αをご紹介します。
太一の名言
「全部、永瀬伊織だろうが」
「人間にはいろんな顔があって、俺は少ない方、永瀬は多い方。ただそれだけのことじゃないのか」出典:『ココロコネクト』第5話
これは人によってキャラを使い分ける自分が嫌いな永瀬に向けて言った言葉です。
どんなキャラを演じていたってどれも自分なんです。
むしろ、いろんなキャラを演じられるという自分の特徴でもあるんです。
だからどれが本当の自分なのかと悩む必要はないです。
全部合わさって、本当の自分ができているんですから。
永瀬の名言
「私は全ての過去があって今の自分になれたから、今までの自分が歩んできた道を否定すれば、今の自分を否定することになる。それはしたくないから。
(中略) これまで積み上げてきた過去がなければ、私は今の場所にいられなかったと思う。だから、やり直さなくていいです!」出典:『ココロコネクト』第13話
「過去をやり直す権利をあげるけどどうする?」という選択を迫られたときの永瀬の言葉です。
永瀬には母親は離婚再婚を繰り返した結果、父親が5人います。
なかには暴力を振るう父親もいたそうです。
そんななかで永瀬は、「自分がもっと上手くやれていればもっといい未来があったんじゃないか」と後悔の気持ちを持っていました。
そんな人生に後悔いっぱいの永瀬が、過去に戻らないと決断したんです。
これだけ過去にとらわれていても、今の自分を否定したくないと思ったんです。
同じように後悔している人の切り替わるきっかけになれば良いと思います。
稲葉の名言
「誰もお前がどうなってどうなるかなんてむちゃくちゃ興味あるわけでもねえよ。
てめえの人生だろうが。勝手に好きなように生きとけ」 稲葉出典:『ココロコネクト』
自分の人生は自分のものです。
当たり前ですけど、状況によってはそう思えないこともあります。
私の場合は、それが家族のことでした。
家族のことを考えると、自分のやりたいことは諦めた方がいいんじゃないかと、すごく悩みました。
で、結局やりたいことに挑戦することにしたんです。
もちろん家族を選ぶことだって立派な選択です。
大事なのは選択を自分のためにしたと思えるかです。
家族のために自分を犠牲にしたなんて思っていては、私はダメだと思います。
「てめぇの人生だ、どっちを選ぶにしても納得して進め」
そう稲葉に言われているような気がします。
後藤の名言
「安全策ばっかだと、本当に大切なものをなくすぞ」 後藤
出典:『ココロコネクト』第8話
これが+α枠。
顧問の後藤先生が友達の大切さを説いたときの言葉です。
普段はテキトーで、すぐにふうせんかずらに乗っ取られる人間から、こんな良い言葉が出てくるとは驚きました。笑
ここで感じたことは、安全策をとり続けることにもリスクがあるということです。
人生の選択にはリスクがつきものです。かと言ってリスクを避け続けることは、それはそれでリスクになっているんです。
この言葉を聞いて、怖いと感じる人も多いでしょう。
でも見方を変えれば、一歩を踏み出す勇気が湧く言葉にもなるはずです。
『ココロコネクト』まとめ
『ココロコネクト』とは…
- 色褪せない青春SFアニメ
- テーマは「本当の自分」
- 安全策にもリスクがあると教えてくれる
恋愛ものとしてもけっこう面白いです。
最後まで目が離せない展開になっています。
最後までお読みいただきありがとうございました!