こぷろぐ

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感動する本、映画、アニメをご紹介。うつ病との向き合い方も!

思わず考えちゃう/ヨシタケシンスケ 感想・評価 心が軽くなる3つの考え方

この記事はこんな人に読んでほしい

・ついつい考えすぎちゃう人

・自分の幸せが何か分からない人
・今は不幸だと感じる人

・元気なしなし度が”たまご”の人

思わず考えちゃう/ヨシタケシンスケ ネタバレなし評価

感動する  :[star rating="2"]
共感する  :[star rating="5"]
タメになる :[star rating="4"]
背中押される:[star rating="1"]
読みやすさ :[star rating="5"]

読んでほしい人:たまご

ゆるい本です。でもその中にも不思議な力強さもあります。
そしてなによりも共感できる本です。

それと、かわいいイラストがたくさん載っているので、普段あまり本を読まない人でもあまり抵抗を感じないと思います。

ついつい考えすぎちゃう人は、「これ私も思ってた〜!」と共感できるはずです!私はすっごく共感して、なんだか気持ちがほっこりしました。

 

ちなみに忠告しておくと、この本はぐるぐる考えすぎちゃう思考回路をクリアにしてくれるものじゃありません。

だから悩んだり迷ったり考えちゃうこと自体が苦しくて、それから逃れたいと思っていても、その逃げ方が書いてあるわけじゃありません。でも、とっても気持ちに寄り添ってくれる本です。

なかにはヨシタケさんが「僕はこう考えるようにしているよ」と考え方を紹介しているものもあります。

トラさん
トラさん

紹介の前に、読んでほしい人の”ちょう”ってなんの話?

こっぷ
こっぷ

どれだけ元気がないかの度合いです。
詳しくはブログの詳細をご覧ください。

ブログの詳細はこちら

思わず考えちゃう/ヨシタケシンスケ 概要

作品名:思わず考えちゃう

著 者:ヨシタケ シンスケ

出版社:新潮社

出版日:2019年3月29日

一言で言うと、イラスト解説です。

ついつい考えすぎちゃうイラストレーターのヨシタケシンスケさんが、日頃感じていることをイラストと共にご紹介している本です。

本の構成は3章に分かれています。
タイトルは私がつけたものなので悪しからず。

  • 日常の出来事
  • 父親として感じること
  • 人生について

本の冒頭に漫画テイストでこの本の説明があるので、本屋さんに行った際は、ぜひ読んでみてください。

作者 ヨシタケシンスケ

 作者のヨシタケシンスケさんについて簡単にご紹介。

1973年生まれのイラストレーター、絵本作家。
『りんごかもしれない』で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位を受賞。
その他代表作に『ころべばいいのに』『りゆうがあります』など。
 
イラストがかわいいです。絵本って意外と深いですからね。キングコングの西野さんの『えんとつ町のプペル』が話題になったりと、今じゃ子供だけでなく大人も楽しめるコンテンツですね。
 

 

思わず考えちゃう/ヨシタケシンスケ 感想【オススメする理由】

オススメする理由はついつい考えすぎちゃうヨシタケさん独自のものの考え方です。その考え方は、私たちの心をとっても軽くしてくれます。

今回はそのうちの何個かをご紹介させていただきます。

心が軽くなる考え方① できないこと

できないことをできないままにするのが仕事

出典:思わず考えちゃう/ヨシタケシンスケ

ヨシタケさん曰く、作家さんなんかはできないことをそのままにして、むしろ強みにしている部分もあるとのことです。そのままにしておくことで、その人の作家性を保つことができるらしいです。

自分の短所をどう長所として捉えるかも大切なこと。できないことを無理にできるようにする必要はないと思えて、心がちょっぴり軽くなります。

心が軽くなる考え方② 幸せとは

幸せとはするべきことがハッキリすること

出典:思わず考えちゃう/ヨシタケシンスケ

これは個人的にとても共感しました。

ヨシタケさんは幸せについて色々考えた結果、自分の中でやることが見えてきて、覚悟を決めた時が一番幸せに近いんじゃないかと思ったそうです。

 

もしやりたいことが特になくて、幸せからも遠いと感じるようならば、簡単なことでいいから決めちゃいましょうと、ヨシタケさんは提案しています。

例えば、「今日は中華料理を食べよう」とかそんな小さなことで構いません。

れるのかもしれませんね。

こっぷ
こっぷ

確かに目の前の取り組むべきことが決まれば、多少の不安は解消されそうです

そして、何も決まっていないというのは、言い換えれば何でもできるというわけです。

それだけの可能性をプラスに捉える人もいれば、どれを選んでいいか分からずかえってマイナスに考えてしまう人もいます。

ヨシタケさんは後者のパターンらしく、私もその一人です。だから、ヨシタケさんの気持ちが凄くよく分かります。

この気持ちをどう消化すればいいかは分かりません。でも、同じように考えている人がいる。
そして立派に世の中に貢献している。そう思うと少しは不安が和らぎました。

心が軽くなる考え方③ 人生は宝くじ!

 

自分がすること、選ぶこと、見ること、聞くこと、自分の身に起こること、すべて「宝くじを買っている」と考えればいいのではないだろうか

出典:思わず考えちゃう/ヨシタケシンスケ

 

私はこの人生宝くじ理論を今後の人生で真似させてもらうことに決めました。

宝くじを買っている人は”夢”を買っているわけです。当たらなくて当然、でも当たったら美味しいものを食べたり、いろんなところに旅行したり、と夢を見るわけです。

 

ヨシタケさんは人生も同じように考えればいいんじゃないかと考えました。

つまり、今抱えている辛いことも、いつかひょっとしたら何かに化けるかもしれないと思うわけです。そう思えば、今のこの孤独や辛さにも、意味があるのかもとちょっとだけ前向きになれます。

 

ただ、この人生宝くじは、いつ当選になるかが全くわかりません。ひょっとしたら当選するのは30年後なのかもしれません。もちろん、当選しないことだってありえます。

要はものの考え方なんです。こうやって宝くじ感覚で人生を見れば、現実の嫌なことにも向かっていけるかもしれないわけですね。

『思わず考えちゃう』まとめ

『思わず考えちゃう』とは・・・

 

・ついつい考えすぎちゃう人なら共感できる
・かわいいイラスト付きで読みやすい
・個人的オススメは人生宝くじ方式!
 
今回はヨシタケさんの言葉だけをご紹介しました。でもこの本はイラストも一緒に見ることで成立する本です。
 
例えば、ラーメン屋さんでアメをもらう女の子の話があるのですが、これはぜひイラストとストーリーを一緒に見て欲しいんです。だから、気になった方はぜひ読んでみてください
 
 
最後までお読み頂きありがとうございました!