【若手社員向け】転職失敗者が語る転職活動で後悔していること5選
この記事はこんな人に読んで欲しい
・転職を考えている若手社員
・自身の仕事に疑問を持っている人
・転職の失敗談が聞きたい人
本題は「若手社員の私が転職前にすべきだったと後悔していること」です。
ただその前に、どうして私がどういう経験をしてきたのかも知ってもらいたいなと思って、転職した理由と転職先でのミスマッチの原因について書いています。
興味ないよ〜って人は本題から読んでくれて大丈夫です!
若手社員の私が転職した理由
端的に言うと、自分が会社にいる意味が分からなくなったからです。
私が転職したのは入社3年目のことでした。バリバリ忙しく働いていた部署から、新設されたデスクワークがメインの部署に異動になったことがきっかけでした。
そこで私を悩ませたのが仕事量です。
普通は仕事量の多さに悩んでいるという人が多いと思います。でも私の場合は全くの逆でした。とにかく仕事がなかったんです。
たまにある仕事も紙の書類をパソコンに打ち込むという単純業務。その他は役員が使う会議資料の印刷ばかりしていました。
そんな状況に当時の私は我慢できず、「前みたいにバリバリ働きたい」という想いが募っていきました。
そして最終的に、「ここで無駄な時間を過ごしてはいけない。自分はもっと働かないと!」という一心で転職に踏み切りました。
若手社員の私が転職で後悔していること
ここからが記事の本題です。
転職失敗した私だからこそ思う、転職前にしておくべきだったことをご紹介します。
結論から言うと、若手社員は転職後に後悔しないためにも、この5つをすることをオススメします。
それぞれご説明していきます。
1.転職したい理由を再確認
転職に何を求めているのかを深いところまで考えてみてほしいんです。いくつか例をあげますね。
もっと給料が欲しい
高い給料を得たとして、その目的は何でしょうか?
例えば、たくさん海外旅行をしたいからお金が欲しいという場合。これも立派な理由だと思います。
ただこの場合、海外旅行に行く時間が必要ですよね。つまり、この場合求めているのはお金だけじゃなく時間もなんです。
他の理由でお金が欲しいと思っていたとしても、それは今の会社の給料では本当に出来ないことなのかを考えてみてください。
あと、くれぐれも世間体を気にして、もっと給料の良い会社で働きたいと思うのはやめましょう。どこの世界に行っても上には上がいるので、このタイプの悩みにはキリがありません。
もっとやりがいのある仕事がしたい
「やりがい」とか「成長」といった抽象的な何かを仕事に求める場合は、しっかりとした深掘りが必要です。
やりがいのある仕事って具体的にどんな業務?
成長ってどうして成長したいの?
そもそもあなたにとっての成長って何?
つまり、自分が求めている抽象的な事柄を、できるだけ具体的にイメージすることが大切なんです。
私の場合は「とにかく忙しく働きたい」「人と関わる業務がいい」と思っていました。その結果、「グローバルな会社なら忙しいんじゃね?」「前の部署と同じ名前の部署なら人ともたくさん関われるし、前職の経験を活かせるっしょ!」と決め込んでいました。
でもそれじゃあ足りなかったんです。
忙しく働くってどういう働き方をイメージしてるの?
人と関わるって誰と?どんな風に? と、どんどん突き詰めて考える必要があるんです。
つまり、上辺だけじゃない自分の本心を知ろうとすることが重要なんです。
2.社内の信頼できる人に相談
もし社内に信頼できる人(個人的には先輩社員が良いと思います)がいれば、是非悩みを相談してみてください。もしかしたら、転職をしなくてもその悩みを解決することができるかもしれません。
例えば人間関係で悩んでいるのなら、異動をすれば解決します。
現に私が会社を辞めるときは部署の異動を提案されました。もし早い段階で相談できていたら、違った未来もあったのかなと思ったりもします。
3.転職のリスクを理解
転職したとしても、今抱えている問題が改善されない可能性もあります。人間関係で悩んでいたら、転職先にはもっとヤバい人がいるかもしれません。
つまり、転職により事態が悪化する可能性もあるんです。
ただ今の場所から逃げたいと思っている人がいたとしたら、最も適した場所はどこなのかを考えてみてください。ひょっとしたらわざわざ転職というリスクを取らずとも、社内に素晴らしい逃げ場があるのかもしれません。
4.今の会社を選んだ理由を思い出す
今の会社に入りたくて入った人、ここ以外に選択肢がなかった人、いろんな背景があると思います。
もし入りたくて入った人は、入社前の自分が今の会社のどんなところに惹かれたのかを思い出してください。
転職するのも同じ”私”なんです。だからたとえ過去の選択が間違っていたとしても、どうしてその答えにたどり着いたのか、プロセスを把握しておくことが必要だと思うんです。
もしかしたら昔の気持ちを思い出してやっぱりこの会社に残りたいと思うかもしれません。そうでなくても、これからの転職先選びに影響が出ると思います。
5.焦らずに深呼吸
私の経験をもとにするので偏りがあるかもしれませんが、転職を考えている人は心に余裕がない人が多いと思います。
多くの人は通常の業務をこなしながら、帰宅後や有給を使って転職活動をしているわけです。もちろん社内の大多数の人には秘密にするでしょうし、身体的にも精神的にも負担がかかってしまいます。
転職をしたいと思うくらいなので、きっと今の居場所もつらいものなのでしょう。このようなことが重なって、転職活動を早く終わらせようと気持ちが焦ってしまうかもしれません。
そこで気持ちをぐっと抑えて深呼吸。焦っちゃうと自分の本心も見失ってしまいます。今の居場所がつらい気持ちは痛いほど分かりますが、ここでしっかり考えないと、転職が無意味になりかねません。
転職失敗まとめ
若手社員は転職前にこの5つを考えてください。
- 転職したい理由を再確認
- 社内の信頼できる人に相談
- 転職のリスクを理解
- 今の会社を選んだ理由を思い出す
- 焦らずに深呼吸
”転職は慎重に”なんてCMがあったりしますが、まさにその通りです。
選んだ道が正しいかは誰にも分かりません。だからこそ、自分の下した決断に納得してほしいんです。
たとえ後悔するようなことがあっても、「まぁあれだけ考えて出した決断だから仕方ないか」と思ってほしいんです。
さて、今回は転職に対してネガティブな記事を書きましたが、私は転職自体に否定的なわけではありません。むしろ、私の知り合いのほとんどが転職をしてからイキイキ働いています。
一度きりの人生、後悔のないように生きましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!