こぷろぐ

こぷろぐ

感動する本、映画、アニメをご紹介。うつ病との向き合い方も!

【イエスタデイ】感想 幸せが分からなくなった人に観てほしいラブストーリー

この記事はこんな人に読んでほしい

・自分にとっての幸せが何か分からなくなった人

・ざわざわしている心を落ち着かせたい人

・元気なしなし度が”けむし”、”さなぎ”の人

『イエスタデイ』概要

 

2019年秋に公開されたビートルズを題材にした映画。

監督:ダニー・ボイル
脚本:リチャード・カーティス
出演:ヒメーシュ・パテル
   リリー・ジェームズ
   ケイト・マッキノン
   アナ・デ・アルマス
   エド・シーラン

 

『イエスタデイ』あらすじ

 

売れないシンガーソングライターのジャックが 音楽で有名になるという夢をあきらめた日、 12秒間、世界規模で謎の大停電が発生─。 真っ暗闇の中、交通事故に遭ったジャックが、昏睡状態から目を覚ますと…

あのビートルズが世の中に存在していない! 世界中で彼らを知っているのはジャックひとりだけ!?

ジャックがビートルズの曲を歌うとライブは大盛況、 SNSで大反響、マスコミも大注目! すると、その曲に魅了された超人気ミュージシャン、エド・シーランが 突然やって来て、彼のツアーのオープニングアクトを任されることに。 エドも嫉妬するほどのパフォーマンスを披露すると、 ついにメジャーデビューのオファーが舞い込んでくる。 思いがけず夢を叶えたかに見えたジャックだったが─。

引用元:映画『イエスタデイ』公式サイト

 

予告動画はこちら。

https://youtu.be/dG0Y507ScL4

 

『イエスタデイ』評価

泣ける   :[star rating="3"]
笑える   :[star rating="3"]
落ち着く  :[star rating="5"]
背中押される:[star rating="2"]

観てほしい人:けむし、さなぎ

 

いや~良かったです。
単純にストーリーが面白い!

でもこのブログでは基本的なストーリーやら伏線やらには触れません。
その辺は映画好きのブロガーさんに任せます。笑

どのような点で元気のない人にオススメの映画なのか詳しく説明していきます!

 

女性

説明の前に、観てほしい人の”けむし”とか”さなぎ”ってなんの話?

男性

どれだけ元気ないのかの度合いです。
詳しくは『ブログの詳細』をご覧ください!

 

ブログの詳細はこちら

 

『イエスタデイ』感想

泣けて笑える

泣ける笑えるが共に★3なので、なんか特徴のない映画なの?と思うかもしれませんが、そんなことはありません!泣けて笑える、そんな映画なんです!

 

クスッと笑えるシーンが散りばめられていて、映画館でも笑いが起きてました。
その上で泣けるわけです。

 

ただみんながみんな泣くかと言われると違うと思います。はい、ここで泣いてください!って感じの明確に涙を誘うシーンはこの映画にはありません。なので、「泣ける」というよりも「感動する」という表現の方が適切かと思います。

 

けれど、ビートルズの曲が潤滑油になって、感情の歯車をぐるぐる回してくれます。そうして私の場合は、「うわー、ここでこの曲かかるかー」っと、ついつい涙が溢れてしまったわけです。

 

心がすっと落ち着く

これこそが元気なしなしのみなさんにこの映画をオススメする最大の理由です。ここで言う「落ち着く」っていうのは、ホッとするって感じのニュアンスです。

 

元気がなくなると、心がいつもざわざわしている気分になるんです。そんな時に、自分の気持ちに寄り添ってくれたり、自分を肯定できるようなものに触れられると、気持ちがふっと軽くなって落ち着くんです。

 

その観点で見ると、この映画は素晴らしいです。なぜなら、映画終盤のセリフがすーっごく胸に刺さるからです。誰のどんなセリフかはネタバレになるので伏せさせていただきますが、どうしても知りたいという方は、下記「続きを表示」をクリックしてください。


「素晴らしい人生を送りたいか?ならば簡単だ。
愛する女に愛してると伝えろ。そして正直者でいることだ」

出典:映画『イエスタデイ』

 

映画の中で、年老いたジョンレノンが言うセリフです。
ビートルズとしての莫大な成功はなかったけれど、愛した人と一緒にいれた人生をとても幸せそうに語っていました。

人生の幸せを決めるのは、本人なんですよね。

 

このセリフを聞いて、私の場合はざわざわしていた心が落ち着いて、少しだけ視界がクリアになりました。そんなセリフに出会えるってだけでも、この映画を観る価値があると思います。

 

人生における幸せ

幸せ

ここからは先ほど「続きを表示」の中でご紹介したセリフにフォーカスしていきます。あくまで私が感じたことのみを語るので、ネタバレにはなっていないつもりです。

それでは始めます!

 

終盤のセリフを聞いて、私は心が落ち着くと同時に、人生の幸せとは何かを考えさせられました。

 

幸せとは仕事で大きなことを成し遂げたり、結婚して家族を持ったり、と人によって色々です。そのどれもが比べられない、その人だけの幸せのはずです。

 

でも人は、そんな比べられない幸せを、比べてしまうんです。

 

お金、恋人、才能・・・ありとあらゆる判断軸を取り出して、アイツよりは私の方が幸せだ、あの人は幸せそうで羨ましい、と思ってしまうわけです。

 

そんなことを繰り返していくうちに、あれ?自分にとっての幸せってなんだっけ?とつい分からなくなってしまうこともあるでしょう。そんな自分の幸せが何か忘れてしまった人たちに、この映画は一つの答えをくれます。

 

もちろん、これが唯一無二の答えではありません。この答えを知ったからって、今すぐに幸せになれるわけじゃありません。

 

でも、幸せって案外シンプルなのものかもって、ちょっとだけ心が軽くなります。そのちょっとだけが、私たち元気なしなしには大切な一歩なんです。

 

けむし、さなぎの人に観てほしい

"けむし"や"さなぎ"の人は、ざわざわする心の中で、必死に元気になろうともがいていると思います。故に、ついつい考えすぎてしまうこともあるかと思います。

 

どんな仕事なら自分に合うんだろう。
どんな人と付き合えばいんだろう。
どんな選択をすれば幸せになれるんだろう・・・。

 

考えすぎると、単純な答えだとしても複雑なものに見えてしまいます。現に私もそうやって考えすぎてしまっている一人。

 

そんな自分にとっても、この映画は気持ちの良いものでした。だから私と同じように、元気になりたいのに考え込んで動けない人に観てほしいんです。

 

『イエスタデイ』まとめ

ということで、この映画は"けむし"、"さなぎ"の人を中心に、幸せが何か分からなくなった人に観てほしいです。その理由は終盤のセリフです。今後生きていく中で、「こういうことを大切にしようかな」と思えるかもしれません。

 

 

そしてビートルズはやっぱり素晴らしい。いつか音楽のカテゴリーで触れていきたいです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!